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2010.11.24 応射?応戦?島国日本の地政学的リスク
立ち上る火柱と黒煙。
報道各社によると、北朝鮮は韓国を砲撃。
韓国軍兵士2人が死亡し、民間人も3人が負傷しました。
韓国軍も直ちに応射し緊迫感が高まりましたが、砲撃は1時間程で止み現在は小康状態を保っています。
経済の発展とグローバル化により、先進国における戦争はもう起こらないだろう。
極めて常識的で現実的な考え方が定着していましたが、今回の1件はそれが希望的観測にすぎない可能性を示唆しています。
日本経済への影響はどうか。
ウォンは情勢が伝わると急落。
日経新聞によると、砲撃の間の約1時間で、1ドル1,137ウォンから1,171ウォンまで約3%下落しました。
円ドル為替は今のところ落ち着いていますが、有事はドルに資金が流入します。
北朝鮮のミサイルの射程にある日本も、韓国と同様のリスクを抱えています。
様々な推測がありますが、経済的に困窮している北朝鮮が本腰を入れて戦争を始める可能性は、現状低いと言えます。
しかしながら一度理性的な判断を失えば暴走し始めることは、太平洋戦争において日本自身が体現してきました。
北朝鮮の狙いは外交を有利に進める事と見られており、過度な反応は不要です。
ただ、島国は海に守られている反面どの国とも国境を接することも、頭の片隅に置いておく必要があるのかもしれません。
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Adual株式会社(アデュアル)
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代表取締役 堀池泰) |
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