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告知は個々人のセンシティブ情報を含むため、取扱には十分な配慮が必要です。
また、実際の現場で最も多い問い合わせの一つが告知・医務相談であることも事実です。

告知にもとづく医務査定のトラブルは多く、A社には断られB社は無条件でOKということがよくあります。
これは医務査定が保険会社のノウハウによって異なるためで、昔ながらのいわゆる「漢字生保」は厳しく、損保系の生保や外資生保は比較的通りやすい傾向があります。

保険業界の不信を招くポイントの一つですが、業界として目指しているのはより医療を勉強し、少しでも多くの方に保険にご加入頂けるよう安易な門前払いを減らすことです。
当サイトはではその促進のため、告知・医務査定に関する情報の一部を記載しています。
 
またQ&Aサイト等で事実上医務査定基準が公開されていますが、部分的な回答が多く誤解を招いて いるのではないかという懸念があります。
この点に関しましては、見やすさとのバランスをとりながら可能な限り詳細を記述し、より分かりやすく なるように努めて参ります。
 
皆様のご理解を賜るとともに、告知・医務査定で悩む方のお手伝いが出来れば幸いです。


当社は代理店であり告知の受領権は有しておりませんが、複数の保険会社を取り扱っており一括で医務査定照会をすることが可能です 

 

医務査定結果は保険会社によって異なる
 

告知のポイント
   
●とにかく詳細を告知すること
よくある間違いですが、基本的に詳細を告知した方が医務査定は通りやすくなります。
難しい病気でも例外ケースは案外多く、詳細告知によりそれに当てはまれば割増しなどの条件のつかないことがあります。


●現症と既往症
現症は「現在の症状」でまだ完治していない場合。
既往症は「完治した症状」です。
保険会社はとかく現症を敬遠します。
軽い症状でも、合併症など今後どのように変わるか分からないからです。
逆に既往症は蓄積しているデータによりある程度今後が予測出来るため、医務査定のハードルは現症に比べて下がります。


●入院や手術の有無、完治してからの経過期間、投薬内容など
それぞれによって、症状の度合が分かります。
手術に関しては病巣を切除することにより再発の可能性が下がる場合、医務査定は前向きになります。
また期間の経過とともに再発率が下がる疾病に関しては、完治してから一定期間再発がなければ通りやすくなります。
投薬は薬剤の種類と投薬量によって変わります。
弱い薬や投薬量が少ない場合は、服薬していてもあまりマイナスにならないケースがあります。
  
 

救急車
 
 

よくある告知・医務相談
 
●経過観察
保険会社によって異なります。
今後の悪化を重視する保険会社は厳しい医務査定になります。
逆に現在の問題ない状態(あくまで経過観察)を良しとする保険会社は、前向きな査定をします。


●再検査の結果が「異状なし」
健康診断で指摘があり、再検査を受けた結果「異状なし」の所見が出る。
便潜血で指摘があり再検査結果単なる痔であった、などが典型例ですが、漢字生保は便潜血というだけで敬遠する傾向があります。
ただ実際は異状がないため、この場合探せば無条件のご加入も可能になってきます。
その際、健康診断結果と再検査結果異状なしと明記された医療証明書が通常必要になりますので、事前にご準備ください。


●よく相談を受ける疾病
以下に目安を示しますが、引き受けを約束するものではありませんのであくまでガイドラインしてご覧ください
相談を受けた事例ベースであり、各保険会社査定部門の標準ガイドラインと異なる可能性もあります
事例は当社取扱い保険会社を対象としているため、当社で取扱いのない保険会社のガイドラインは分かりかねます
また、下記条件を満たさ無ければご加入頂けないという訳ではなく、免責条件や割増条件などでご加入頂けるケースもよくあります
保険商品の中には緩和型や無選択型と呼ばれる商品もありますので、状況によってはそちらもご確認ください。

実際の査定は「性別・年齢・経過期間・入院日数・手術有無・手術種類・投薬状況・既往歴」など様々な要因によって変わります。
また医療の進歩や新しい疾病の発見により基準が変更されることもありますので、詳細は必ずお問い合わせください。

※表記に関して
「死亡、医療、がん」は概ね「普通死亡保険、普通医療保険、普通がん保険」を指し、緩和型やその他特殊な保険はまた別の取扱いとなります


<胃関係> 
胃炎 : 「全治、治療期間1カ月以上、全治後3カ月以上」 → 死亡○、医療○、がん○
胃炎 : ※未治療、治療中でも一定条件を満たせば可

胃ポリープ : 「全治、内視鏡切除済、全治後2年以上」 → 死亡○、医療○、がん○
胃ポリープ : ※多発性、再発性、長期入院は異なるケースあり


<骨折>
下肢骨折 : 「全治、骨接合術なし、全治後」 → 死亡○、医療○、がん○
下肢骨折 : ※外傷による骨折の場合
下肢骨折 : ※後遺症や合併症のあるケースは異なる
下肢骨折 : ※下肢以外(上肢、鎖骨等)は異なる


<子宮関係>
子宮頸管ポリープ : 「全治、子宮頸管ポリープ切除済、全治後」 → 死亡○、医療○、がん○
子宮頸管ポリープ : ※多発性、再発性、長期入院は異なるケースあり

子宮筋腫 : 「全治、筋腫核出術済、全治後5年以上」 → 死亡○、医療○、がん○
子宮筋腫 : ※単純子宮全的術は全治後1年以上
子宮筋腫 : ※長期入院は異なるケースあり

妊娠中 : 「妊娠週数27週まで」 → 死亡○、医療△(異常妊娠・異常分娩不担保)、がん○
妊娠中 : 「妊娠週数28週以上から産後1カ月まで」 → 死亡×、医療×、がん○
妊娠中 : ※通常、異常分娩には帝王切開を含む

帝王切開 : 「全治後1カ月以上」 → 死亡○、医療△(異常妊娠・異常分娩不担保)、がん○
帝王切開 : ※年齢によっては緩和されるケースあり
帝王切開 : ※通常、異常分娩には帝王切開を含む


<大腸関係>
大腸ポリープ : 「全治、内視鏡切除済、全治後3年以上」 → 死亡○、医療○、がん○
大腸ポリープ : ※多発性、再発性、長期入院は異なるケースあり


<眼球関係>
白内障 : 「全治、手術あり、全治後1カ月以上」 → 死亡○、医療△(眼球周辺不担保)、がん○
白内障 : ※未治療、治療中、手術なしでも一定条件を満たせば可

緑内障 : 「治療中」 → 死亡△、医療△(眼球周辺不担保)、がん△
緑内障 : ※特定障害(視力)不担保


<ぜんそく(喘息)>
ぜんそく : 「全治、入院既往歴なし、40歳以上、全治後3年以上」 → 死亡○、医療○、がん○
ぜんそく : ※39歳以下でも割増し保険料にて引受可のケースあり
ぜんそく : ※普通がん保険は概ね可
 
                                

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